“At sixes and sevens” の意味は?

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英語学習記録(時事、映画関連)

先日イギリス映画『日の名残り』(カズオ・イシグロ原作、アンソニー・ホプキンス主演)を観ていて気になった表現です。

ミス・ケントン(エマ・トンプソン)がお屋敷のスタッフ採用面接を受ける際、スティーブンスの発言「ロマンスを求めて職場を渡り歩く輩がいるのです」に対してこう答えました。

“House is at sixes and sevens once” 

このイディオムには「混乱する」という意味があるようです。(男女二人が出奔なんてしたら、お屋敷が混乱しますということ)

面白い表現だなーと思って調べたところ起源についていろんな説があるようです。


よく言われているのが以下の説。
14世紀頃、ロンドンの同業者団体で構成されるリヴァリ・カンパニー(注1)の序列において、同年に設立された仕立屋さんと毛皮服屋さんの団体がその優先順位を論争していました。
毛皮屋が6位、仕立屋は7位でしたが、
1484年、ロンドン市長は、1年に1度の聖体の祝日だけ、6と7を交換するようにと決めました。
現在は毎年変えているよう。(というか15世紀から毎年変えているという説明もあり。)

しかし、上記説明は不確かで本当の出所なのかは定かでありません。
というのも1375年頃のチョーサーの『Troilus and Criseyde』でこの言葉が出てきているようです。同年代の他の書物にも出現しているそう。

一方、フランスの”hazard”という、サイコロゲームが元なのでは?とも言われています。
ゲームでリスクのある”5”と”6”を表す“cinque and sice”(five and six)という表現が、のちに聞き間違えられて”six and seven”になったのではという説も。
しかしサイコロに7はないですね。。不吉な数字13と絡めたんだろうとも推測されてます。

謎に包まれた表現ですね!

原作小説はこちら。名作です。

注1:

リヴァリ・カンパニー(Livery Company)……シティ・オブ・ロンドンの同業者団体。歴史はギルドに遡る。中世ロンドンのギルドは法人へと発展。宗教改革以前は、ローマ教会と関係を持った。現在、団体数は110。慈善活動などコミュニティとしての役割を果たし、未だシティにおいて重要な地位にある。

参考:
http://www.worldwidewords.org/qa/qa-six1.htm

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