ストーリー・オブ・マイライフ感想

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映画

言わずもがな若草物語が原作。
コロナで3月公開予定から延期になっていましたが、6月から公開されています。予告から期待度高まっており、楽しみにしていた映画です。

監督はグレタ・カーヴィグで『レディ・バード』の監督。本作は、第92回アカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞しています。

登場人物

主役はマーチ家の次女 ジョー・マーチ :シアーシャ・ローナン
長女 メグ・マーチ:エマ・ワトソン
三女 エリザベス・マーチ : エリザ・スカンレン
四女 エイミー・マーチ :フローレンス・ピュー
母ミセス・マーチ:ローラ・ダーン
マーチおばさん:メリル・ストリープ
ローリー: ティモシー・シャラメ
ジョン・ブルック:ジェームズ・ノートン
フリードリヒ・ベア:ルイ・ガレル

あらすじ 

マーチ家の四姉妹を軸に、現在と過去の回想を行ったり来たりで描かれます。
(原作の『若草物語』の著者ルイーザ・メイ・オルコットは19世紀に本著を執筆。主人公ジョーはオルコットの分身と言われています。)

映画では、「現在」のジョーが出版社に掛け合って、原稿を読んでもらう場面から始まります。
「女性主人公は最後は結婚するか死ぬかだ」などと編集者に言われ反発しますが、売れるためには仕方ないのかと修正に従います。

モヤモヤしている所に、寮が一緒のちょっと気になるフリードリヒに小説を読んでもらうことに。これは本当にあなたが書きたいストーリーなのか?とダメ出しをくらい、ジョーは爆発。

そんな時、故郷のベス(エリザベス)の病状が思わしくないと一報が。
フリードリヒとは喧嘩別れのまま、故郷に向かいます。

少女時代の回想と現在が交互に入れ替わる形で映画は進んでいきます。
「現在」では、メグはローリーの元家庭教師のジョン・ブルックと結婚。金銭的に厳しい生活を送っています。エイミーはマーチおばさんとともにフランスに絵の留学、姉妹を助けるには金持ちと結婚するしかないと心に決めています。

回想では、マーチ家の四姉妹とローレンス家のローリー達のドタバタ劇?が描かれています。

楽しかった少年少女時代が終わり、皆が成長しバラバラになっていく時、
ローリーはジョーに結婚してほしいと打ち明けますが、ジョーは、結婚したら人生が終わるとすげなく断り、逃げるようにニューヨークへ執筆修行へ…


何度も原作は実写化されていますが、その時々の女性へ通じる、生き方への問いがありますね。

映画の後半、ローリーに対する複雑な想いを打ち明けた現在のジョーが母親に対して言った「結婚はしたくない、でもなぜか孤独だ」という言葉が響きました。私は結婚はいらない、そうは言っても他人も気になるんです。
世間の定めた普通から外れ、自活して生きていく、それって心細いし勇気が必要ですよね。

ちなみに原作でジョーは結婚して学校を開き、地域の子供達の教育に貢献するのですね。
しかし本当はオルコットはジョーを結婚させたくなかったはず、だから映画の描写でも最後ちょっと曖昧になっています。

一方、原作者のオルコットは生涯独身を貫き、この映画にもありましたが著作権で収入を得て家族を支えたようです。

登場人物皆、仕方なくそれぞれの道を選択したという描き方ではなく、主体性を持って、選んだ道で一生懸命生きています。
もしかしたら境遇が違っていればまた違う選択をしたかもしれません。でも選んだ道に対して後ろを向かず生きていく姿に心を動かされました。


キャストは皆素晴らしいですが、ティモシー・シャラメいいですね~
姉妹と仲良くなっていき、自由奔放で自分と似ているジョーに惹かれていきます。
『君の名前で僕を呼んで』でジュブナイル感溢れる瑞々しい青年を演じましたが、今回もちょっと危なっかしい純粋な感じで良いです。

フローレンス・ピュー演じるエイミーも印象的です。ジョーと同じく気の強い女性なので、ジョーとよくぶつかりますが(密かにローリーが好きというのもあって)、真っ直ぐで憎めないです。
私はホラー映画が見れないので、ピュー氏主演の話題の『ミッドサマー』は観ておらず、惜しい。
今秋公開のマーベルの『ブラック・ウィドウ』にもナターシャの妹役で出るようです!これは観ます。
ところでベスより年下設定には見えませんでした…

ローラ・ダーンのマーチ家のお母さん、メリル・ストリープの叔母さん役、物語に重みを与えていて良かったです。この慈しみ深いお母さんあって、四姉妹ありですね。
また、マーチ家と対照的に描かれている資産家のマーチ叔母さん。女は結婚しないと生きていけないよと言いますが、それも姉妹を思ってのことでした。

監督の『レディ・バード』観ていないので、観なければ。

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